皆さんはお洗濯のときの柔軟剤って何を使っていますか?
ほとんどの方は市販のものを使っていると思いますが、私は今はもっぱら手作り柔軟剤を使っています。
もし精油の使い道を広げたいという方がいたらぜひチャレンジしてみてください。
準備するのはクエン酸と水と精油だけ。(容器もいるけど)
めちゃくちゃ簡単にできますよ~!
とにかく作り方を早く見たい方は目次から飛んでくださいませ。
アロマ柔軟剤のメリット
なんで売っているものをわざわざ手作りするの?という疑問が浮かぶ方もいらっしゃると思います。
まず私が手作りに切り替えた理由は3つあります。
・精油が余っていてもったいないので使い道を増やしたい
・市販の柔軟剤の匂いがきつくて苦手
・とにかく節約したい
この3つの理由があって、手作りすることに決めました。
決して環境を意識したわけではなく、あくまで自分本位な考えです(笑)
そして手作りに切り替えてから、アロマ柔軟剤はなかなかやるやないか~!というのに気づきました。
・洗濯のときにふんわり香るだけで、衣類に香りは残らない
・衣類から嫌な臭いがしなくなった
・洗濯機の柔軟剤投入口がドロドロにならずにいつまでもキレイ
・合成洗剤と違って天然成分で作るので無頓着な私がちょっぴり環境に貢献
・柔軟剤を買わない分節約になっている
・なにより作るのが楽しい
これだけのメリットがあります!!!すばらしい。
ちなみに、唯一のデメリットは「作る手間がかかる」ですが、これについては私は超がつくほどズボラなので、最短手順で作ります(笑)
まぁ5分あれば作れますので、なんとか続いています。
手順が多くなればそれだけやらなくなるのが私なので、3ステップで作ってやります!<(`^´)>エッヘン
では先ほど述べたメリットについて解説していきます。
洗濯のときにふんわり香るだけで、衣類に香りは残らない
柔軟剤の投入口に入れるときに精油の良い香りがふわ~っと香るんですよ。
もうそれをかぐだけで幸せですね。
そしてお洗濯が終わって取り出すとその香りはうっすら感じることもあるけど、ほぼ残りません。(使用する精油によっては残るかもしれませんが)
私は衣類に柔軟剤の香りが残るのが嫌いなのでありがたやです。
最近は「香害(こうがい)」の認識も広がってきていますが、ほんとスーパーとかでもいるんですよねぇ。
その人が立ち去った後にもわっと某柔軟剤の匂いが残っていることが…。
『くっさ~~~~』と心の中で悪態ついてしまいます。
それに最近は幼稚園や小学校で柔軟剤の使用が問題になっていることもあると聞きます。
匂いって人それぞれ好みがあるから自分の好きな香りが必ずしも他人が好きな香りではないってことを肝に銘じておく必要がありますね。
衣類から嫌な臭いがしなくなった
太陽がカンカン照りだとしっかり紫外線で殺菌されるのか、気にならないのですが、曇りの日のお洗濯や室内干しのときはちょっと匂いが気になることもあると思います。
しかし消臭や抗菌の効果がある精油を使えば嫌な臭いともおさらばです!
(あ、洗濯槽がカビだらけだとそれはまた話が別になりそうですケド)
ということで、ちょっと使用期限がやばめの精油などは心置きなく柔軟剤に使ってみませんか?
ためらってなかなか使えなかった精油や、あまり匂いが気に入らず眠っている精油などから利用してみてはいかがでしょうか。
洗濯機の柔軟剤投入口がドロドロにならずにいつまでもキレイ
多分こまめに掃除する人は気にしたことないかもしれませんが、私は市販の柔軟剤を使っていた時、気づけば柔軟剤投入口がドロドロになっていたり、固まってこびりついていたりと、なんだか汚くなることが多かったです。
先ほども述べましたが、私は超が付くほどズボラです。
なので極力掃除とかしたくない。
でも汚いのはやだ!だれか掃除してくれ!と日々思っている人間です。
ですが、アロマ柔軟剤に変えてから柔軟剤の投入口が全然汚れないことにふと気づいたのです。
これは私にとってとってもラッキーなことでした。
確かにほぼ水分でできているアロマ柔軟剤は固まりようがないのです。
なんで市販の柔軟剤はあんなドロドロべたべたしているのだろう…という疑問も同時にわきますね…。
ということで、思いがけない副産物?としてこれは結構ありがたいメリットです!
合成洗剤と違って天然成分で作るので無頓着な私がちょっぴり環境に貢献
エコロジーとは真逆な人間ですが、こんな私でも合成の柔軟剤を使わないという選択肢をとることで、ほんの少しだけ地球環境に貢献できている模様。
完全なエコエコ生活を送っている人からすれば当然でしょうが、そこまで振り切れない私のような人間は少しだけ環境に貢献できているという自負が生まれるだけでも十分です。
精油もクエン酸も自然由来のものです。
普段使っている合成洗剤を一つだけ天然の手作りに変えてみるところから始めてみませんか?
柔軟剤を買わない分節約になっている
柔軟剤の詰め替えも買えば300円ぐらいはしますよね。
世帯差はあれど、大体年間5個~8個ぐらいは消費していると思います。
年間で考えれば数千円ですが、されど数千円。
精油はほかにも利用するし、クエン酸はいろんな掃除にも利用できる。
水は水道ひねれば出てくるので1回作るのに数円。
めちゃくちゃ高い精油を使わない限り、400mlぐらいの柔軟剤を数十円で作ることができると思います。
私はいろいろと合成洗剤をやめていって重曹とクエン酸に切り替えているので、わざわざトイレ用、お風呂用、フローリング用などと洗剤を場所別に買っておらず、クエン酸はいろんな使い道で消費しています。
重曹とクエン酸を利用すればある程度の掃除洗剤はまかなえます!
ちなみに購入している合成洗剤は食器用洗剤、洗濯用洗剤、カビ取りスプレーです。
これもいずれはなくしていきたいところですが…。
アロマ柔軟剤を手作りすれば、ほかの洗剤もどんどん手作りすることができるようになります!
なにより作るのが楽しい
これ重要です!
だって楽しくなかったら作る意味ないもんね。
作っているときの精油の香りが幸せだし、今回はどの精油の組み合わせにしようかな、って考えたりするのも面白い。
効果効能を調べてまた一つ賢くなったり(笑)
お子様がいる家庭だと一緒に作るのもよいのではないでしょうか。
手作り柔軟剤の作り方ということで、夏休みの自由研究にもおすすめです。
私に子供がいたら絶対おすすめするのに!
自分で作った香りでお洗濯できるってなかなか面白い体験ですよね。
アロマ柔軟剤の作り方
準備するもの
・柔軟剤を入れる容器(450~500mlぐらい入るもの)
・クエン酸(粉):大さじ6
・精油:60滴(使う精油は後述)
・水:400ml
・グリセリン:大さじ3~4
※グリセリンはよりふわふわを求める方へ。私は入れていません…
作り方
※グリセリンを入れる場合は先に精油と混ぜておきます。
1.容器にクエン酸を入れる
2.精油を60滴入れる
3.水を400ml入れて蓋をしてよく振って混ぜる
以上!!!!!!!!!!
早っ!!!簡単っ!!!!びっくりっ!!!!
ってかなり私はズボラを極めたので3ステップで作ってしまいます(笑)
ほんとなら水を量るのすら面倒!!
透明のボトルを使われる方は水を入れるラインをボトルにひいておいてもよいと思いますよ。
こちらの写真はついさっき作ったものです。
ラベンダーとレモンを30滴ずつ使っています。
見づらいですがほぼ無色透明の仕上がりです!
使い方
普段のお洗濯の際に柔軟剤の代わりに利用します。
クエン酸が下にたまるのでよ~~~~く振ってから使ってください。
私は6㎏の洗濯機を使っていて、大体キャップ1杯を1回につき使っています。
この辺の量はご家庭によって調整してください。
ちなみに私はあんまりふわふわとか匂いをつけるというのに重きを置いておらず、どちらかというと抗菌を期待しています。
そして手作りなので2週間~長くても1か月以内には使い切ることをオススメします。
保管の環境によっては傷む可能性もあるので、変なにおいになっていたらやめたほうが賢明です。
量を半分に減らしてこまめに手作りしてください。
どの精油を使えばいいの?
基本的には濃い色がついていない精油を選んでください。
あまり色が濃いと洗濯物に移らないとも限りませんので…。
そしてオススメはやはりラベンダー精油です。
そもそもラベンダーの語源は「洗う」というところからきていますしね。
単品で使ってもいいし、ほかの精油と混ぜてもいいです。
私がアロマ柔軟剤によく使う精油は以下です。
・ラベンダー
・ローズゼラニウム
・ローズマリー
・ティーツリー
・ペパーミント
・レモン
・ユーカリ
この辺りをブレンドしたり単品で使ったりします。
大体どれもすっきり系の香りですね(笑)好みだ…。
ティーツリーなんて抗菌効果ずば抜け精油なので「清潔」を求める方には超オススメの精油です。
クエン酸について
普通に「クエン酸」という単語をちりばめてきましたが、最後にクエン酸ってなんぞやという話もしておこうと思います。
クエン酸って何?
化学記号とかそういう小難しいのはよそのサイトをご覧いただくとして(笑)、食品にも使われているこのクエン酸は、柑橘類に含まれる有機化合物です。
つまりは自然由来の物質。
クエン酸入りの飲み物を飲んだことある方も多いと思いますが、すっぱいです。
すっぱいということは、酸性ってことですね。
酸性はアルカリ性を中和します。理科で習いましたなぁ…
これを利用して、クエン酸はアルカリ性の汚れを落とすのに使われます。
アルカリ性の汚れって何かというと代表的なのは水垢ですね。
なので水回りの掃除によく登場します。
柔軟剤にクエン酸を使う理由は?
まずお洗濯をするときは、服についた皮脂などを落とすために洗剤を使いますね。
この皮脂汚れというのは人間の油、つまり酸性の汚れなのです。
だからこれを落とすため洗剤は「アルカリ性」なのです。
アルカリ性の洗剤で服の皮脂汚れを落とした後、そのまますすいで干すと服の繊維がゴワゴワなままです。
シャンプーを思い出してください。
コンディショナーやリンスをしないとゴワゴワですよね。
これらはシャンプーを使うことでアルカリ性に傾いた髪の毛を酸性で中和しているのです。
柔軟剤もこの原理で、洗剤を使うことでアルカリ性に寄った服の繊維を、酸性の柔軟剤を使って中和しているのです。
ただ、市販の柔軟剤はそこに何やら小難しい成分や香料がたくさん入っていて繊維をコーティングしてくれるので香りつきのふんわり仕上がりになるわけです。
が、その分なにやら小難しい成分が残留していて敏感肌の方は肌荒れをおこしてしまうようです。
そこで、天然由来である酸性のクエン酸の登場です!
これなら成分もはっきりしているし安心できます。
ちなみに、グリセリンを使う理由は保湿成分があるので、より柔軟剤らしくふんわりを求める事ができます。
しかしあまりグリセリンを使いすぎると水分の吸収が落ちるともいわれているのでほどほどに。
あと市販の柔軟剤ほどの仕上がりにはなりません。
というかそのふんわりはきっと不自然なのですよ…。
バスタオルなんかはしっかり水分吸ってくれるので私はだんぜんクエン酸を使った方が気持ちいいですけどね~。
めちゃくちゃ簡単に作れて、なおかつ成分が明確で安心できる手作りアロマ柔軟剤。
ぜひ作ってナチュラルライフの一歩を踏み出してくださいね(∩´∀`)∩
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