登山初心者アラフォー女がソロで人生初の富士山登頂をした話

Diary:ダイアリー

なんと40歳にして突如山登りにハマりだしました。
そして2023年7月、山登り歴3ヶ月目にして富士山ソロ(単独)登頂を果たしたのでその記録です。

運動経験ゼロでも山登りはできる

小中高大と一切運動をせず、休みの日はひたすら布団でごろごろする人生を謳歌していました。
そんな私が友人に六甲山登山(芦屋から有馬の王道ルート)に誘われて、ヘトヘトになりながらも目標を達成したのが2023年4月中旬のこと。

↑六甲山頂から見た周りの風景です。

運動不足なのでかなりトロトロ登山だったけど、運動が嫌いな私の心の中は
「あ~こんなしんどい事もう二度としない!」
という気持ちと
「こんな私でも有馬まで歩けた…!」
という喜びがせめぎ合ったのです。

「もしかして、山登りなら私でも続けられる…?」

ジムは3日坊主、ランニングはしんどい、ウォーキングはつまらん。
ヨガやピラティスはウエアがピタッとしてて嫌。
試合があるやつは足を引っ張るから出たくない。

と事あるごとに難癖をつけて運動を避けてきた私。
20代の頃にジムで測ったら心肺機能80歳を叩き出すレベル。
こんな私でも続けられる運動は無いかなと思っていたところに突如として現れた「登山」というスポーツ。

「六甲山よりもっと簡単な山ならもう少し楽に帰ってこれるのかな?」って思ってそこから毎週近所の山に行ってみることにしました。

↓妙見山に行きました

↓お手軽ハイキング箕面の滝

↓さくっと登れる天王山

↓馬の背がドキドキ須磨アルプス

そんな折、5月末頃に世の中が今年の富士山はコロナ規制が無いぞ!と盛り上がっているのを知り、「え!私も富士山行ってみたい。山登りの目標といえば富士山やろ!!」
と気持ちがどんどん固まっていったのです。

しかしまだ近所の低山でゼーゼーハーハー言っている私が、日本最高峰の富士山なんて行けるのか…?無謀すぎでは?と自問。

富士山に行くためにみんながどんな訓練(笑)を積んでいるのか調べると、関西の人は滋賀県の「伊吹山」を練習の場に選んでいると知りました。

そこで「伊吹山に行けたら富士山を真剣に検討しよう」と決めて、6月頭にチャレンジ!

結果、帰宅はできたものの、満身創痍、、、というか右膝を負傷するという始末😂
ですが、きちんと帰ってこれたのは私にとって相当な自信に繋がったのです。

負傷したのははっきり言って装備が悪かったのです…
実は登山用というよりハイキング用のシューズで行っていたのがケガの原因。

これをきっかけに装備をきちんと揃えることにし、ウエアやザックは専用のものを新調。
新しい装備で山に登ると今までよりぐんと体力の消耗が抑えられて、ますます富士山に対する自信が増していくのでした。

一応登山YouTuberの皆さんの動画は片っ端から見て、周りの富士登山経験者に話を聞きまくり、逆に失敗した人の情報も念入りに調べました。

そしてついに7月に富士山に登ることに決めたのです!

山小屋泊まるの怖い問題

富士山の登山ルートは4つあり、初心者は山梨県側から登る「吉田ルート」を選びます。
そこは私も素直に従うことにしました。
しかし、山小屋の口コミを読めば読むほど行きたく”なくなるジレンマ😂

もちろん登山初心者なので山小屋なんぞ泊まったことはありません。
ルールもわからないし、雑魚寝に耐えられない…
ただでさえ体力は初心者レベルなのに夜ゆっくり休めないのはつらい…
山小屋の人に塩対応されたら泣いてしまう…

ですが、個室の山小屋は瞬殺で予約が埋まっているし、ツアーは自分のペースで歩けないのしんどいし、どうにかして個人手配でいけないかと悶々。

すると、5合目にカプセルホテル(富士急雲上閣)があることを発見。


5合目といえばバスの到着地。
ほとんどの方は7合目や8合目に宿泊してから山頂を目指すけど、5合目に泊まるということはそのまま日帰り登山になるってことです。
体力との相談なんですが、何しろ私には「伊吹山行けたし!」という自負があったので、「日帰りなら富士山行けるんじゃない?」と希望の光が!

山頂で見るご来光に全く興味無いので、とにかく登れたらそれでいい、日の出は途中で見れらたそれでいい、カプセルホテルでプライバシーが確保できるのが最優先!

という結論にいたり、以下のような山行プランを立てました。

●1日目:7/11(火)
・新幹線…9:48新大阪発→11:57三島駅着
・バス…12:20三島駅発→13:50河口湖駅着
・バス…14:00河口湖駅発→14:50富士スバルライン5合目着
・ホテル…富士急雲上閣にチェックイン

●2日目:7/12(水)
・1:30…起床
・2:00…出発
・9:30頃を目標に山頂へ
・11:00頃から下山開始
・15:00頃5合目着予定
・20時ごろには新大阪着

早い人は上り3.5時間でいく人もいるらしいですが、普通は6~7時間と言われています。
私は初心者だし休憩をこまめに取る予定なのでさらに+1時間ぐらいは見ています。

大阪から山梨県(富士山)へのアクセスの悪さに驚く

富士山ブロガーやYouTuberの動画を見ていても関東方面から行く人が多くて、関西方面から行く人はマイカーかツアーバス使っている人が大半のもよう。
私のようにソロで公共交通機関を使う人は、山梨県にいくルートを調べてげんなりしているのではないでしょうか。
だって私がそうだったから…!!

とにかく乗り換えが結構めんどくさくてブーブーなりました。
三島→河口湖のバスはWebで席を抑えられるのですが、河口湖→富士スバルライン5合目のバスは普通の路線バスなので、椅子に座れるかどうかは運。

↑三島駅~河口湖駅までは指定席のバス。左側の席だと富士山が見えてお得。
↓河口湖駅~富士スバルライン5合目は路線バス。停留所で待っているときの写真

私は平日に行ったにも関わらず、大勢の登山客とともに座れずに立ちっぱなしでした…。
山道でカーブが多いので地味に体力が削られたと思います…。
(河口湖駅は2つ目の停留所なので始発の富士山駅から乗ったほうが良い)

「はよ着いてくれ~」
と唱えて50分、テレビや動画でよく見る富士スバルライン5合目に無事到着したのでした!

富士スバルライン5合目の雰囲気はすごくいい

世の中の動画をこれでもかっ!というぐらい見まくっていたので、ここ来たの10回目ぐらいでは?というぐらい見知った風景が広がっていました(笑)

雰囲気いいですよね、今から富士山登るぞって人と、下山してヘトヘトになっている人と、観光の人が入り乱れているカオスな感じ。
五合園レストハウスの木の感じ(語彙w)が山小屋っぽくて素敵!

とりあえずまずはお腹が空いたので腹ごしらえ!
とはいえ、ガッツリしたものを食べて胸焼けとかになるとしんどいので、ここは一つ消化のよさそうなおうどんで…。

そしてせっかくここまで来たので、イワナガヒメにご挨拶!

↑わて、あの山に登りまんねん記念写真

明日の富士登山が無事に終えられますように。

売店もいっぱいあって、お土産みてたらめちゃくちゃ欲しくなる…!
でも荷物を増やす訳にはいかない…。
一応帰りは静岡側に降りるつもりなのでコインロッカーも使えない。
下山後静岡側の売店で少し買えたらいいかなぁなんて思って眺めて終わりました。

そして明日の朝ごはんとしてデイプラスの天然酵母パンを購入。

ここのメーカーのパン大好きなんだけど関西ではめったにお目にかからないので嬉しい!
(昔仕事で取り扱っていて愛着があるパンです)
明日のお供として心強いことこの上なし!

ということで準備万端、明日に備えてさっさと寝ようということで16時過ぎにチェックインし、早々に準備を整えて眠りにつくのでした。
(寝るには早すぎるし明日の登山を考えるだけで興奮するしで眠れないんだけど笑)

↑おやすみ~!カプセルホテルって初めて~

5合目を深夜2時出発→6合目へ。深夜ならではの景色に感動

眠れたような眠れていないようなとにかくソワソワの方が勝っていて、身体は休まったけど脳が休まった気がしないまま起床。
健脚な方は3時とか4時出発でいいんだろうけど、なにせ初心者だし亀の歩みだし、その日の内に帰れなくなるのが一番困るので真っ暗な中出発!

7月上旬の深夜2時、ここは標高2300メートル。

「風つよ!!寒っ!!!!!」

山頂はダウンがいるというのは分かっていたけど、5合目も十分寒い。
暑がりの私でもこれはちょっと…と思ってウインドブレーカー代わりのレインウエアを羽織る。

パンツはワークマンでゲットしていた裾がぐるりと外せてハーフパンツにもロングパンツにもなるレインウエアを着ていたのですが「はい。ハーフパンツ無理」ってなって裾を付けました。

登山を始めてからいつもザックに突っ込んでいたヘッドライトが今日は役立ちます。
まだ5合目の広場なので少し明かりがあるので怖くはない。

今から山に登るのか…!ゴクリ。

どきどきしながら装備を整え、ザックのベルトの調整を行い、いざ参らん!と登山口へ。

もちろん夜に山に登るのも初めてです。
もう少し深夜組がいるかなと思ってたんだけど、全然人いなくて寂しい~~~!!!

山頂ご来光組はもっと早くに出発してるよね~…。
私のこの時間はかなり人とずれたタイミングであるのは承知してますが、お陰で終始混雑とは無縁でした。

一歩山道に入るともう真っ暗で。
ヘッドライトの明かりだけが本当に頼り。

「わ、私ほんとに夜に登山するんだ。」
「富士山登ってるんだ」
「成功するかな」
「高山病にならないかな」


といろんな思いがぐるぐるめぐり、ヘッドライトに集まる虫がうっとうしくてブンブン手で払ってました。

そんな時、ふと景色が開けたので上を見たらなななんとそこには満天の星空が!!

ええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!
すごない!?!?!?!?!?!?!?!

とかなりビックリ!
こんなに星が見えるの???って。

あまりにも星空が綺麗だったのでヘッドライトを消して空を見上げ、見とれてました。
(撮影も頑張りましたがスマホのカメラでは一切映らず…。)

富士山のシルエットがくっきり黒く浮かび上がっているのもかっこよくて。
この山にいくんだ!って勇気が湧いてくるというか。

星空はあまりにも星が多すぎて星座を探せないぐらいでほんとに感動。

私、星は大好きなのですがこんなすばらしい星空は見たことがなくて。

さらにじーっと目を凝らしていると「あれ天の川では??」と気づきました。
40年生きてきて見たことなかった天の川を富士山で見られて本当に嬉しかったです。

「あ、もうこれ登頂失敗しても許せるわ」って思いましたね(笑)

この素晴らしい景色を見れただけでここまで来た甲斐があるってもんです。
ちょっと歩いてはまた空を見上げ、ちょっと歩いてはヘッドライトを消し…。
という出だしでした(笑)

ちなみに左手側は夜景が広がっており、こちらもすごく美しかったです。
夜景と星空の両方を存分に堪能しながら、6合目へと向かうのでした。

6合目→7合目へ。徐々に夜明けが近づいてくる

6合目には案内所みたいなのがあって、なんとこんな深夜にも関わらず私が来たのを見つけて中の方が出てきてくれました。

吉田ルートの簡易地図をもらって、いってきま~すと出発。

え~そして何を隠そう実はここまでの道のりはまったく山道らしからぬ道でして、ここからが本当の登山の開始なのです。

ひたすら続くつづら折りの坂道を登り続けるという苦行!
しかも砂と瓦礫のザレザレ道はズリズリ足が滑って歩きにくいことこの上なし。

うへぇ…と思いながらへこへこ歩いていると、3時を過ぎたあたりからじょじょに太陽の明かりが地平線の向こうに見えだしてきました。

これがまたすごく美しい色合いで素晴らしかったです。
富士山は景色に飽きると聞いていたけど、このように色んな時間帯の景色を見ながら登れるのはすごく素敵なことなんじゃないかなって思いました。

山頂でのご来光ばかりが取りざたされて弾丸登山問題もニュースになっていますが、私はこの時間帯の登山がもっと広まればいいのに~と思います。
(日帰り登山なのでそれなりの体力は要ることになりますが)

最初の1時間半ぐらいは真夜中の山道なので少し心細いけど、2時間もすれば陽がさして来ると思えば頑張れるというか。
序盤の道はなだらかで足元もそんなに悪くないから夜でも歩きやすいし。
(7合目以上の岩場だとちょっと危ないけど)

そして山頂の方へ目をやると、山小屋の明かりが見えて心強かったです。
富士山という巨大な自然の中に無力な私が居るわけなので、人工物があるのがすごく頼もしいと感じるんです。
「ああ、私一人じゃない」
「あそこまで行けば人がいる!」

これほど人工物が恋しくなるなんて思いもしなかったですね。
電気の発明は偉大です。

いつまでたっても終わらないつづら折りをひたすら登っているとついに1つ目の山小屋に到着しました。
一歩一歩の積み重ねの大きさを実感できるのも登山の魅力の一つと思っています。

7合目で見るご来光

ここからはセーブポイントのように山小屋が点在しています。
各山小屋につく度にベンチで一休みをして水分補給。

まだ太陽が顔を出すまでには時間があるので、登れるだけ登ろうと歩みを進めます。

夜の帳が上がっていくにつれて、だんだん太陽の日差しを感じ出し、ついにヘッドライトが無くても視界が明るくなっていきました。

山小屋からはご来光を見ようと、宿泊客が出てきて写真を撮っていました。
ようやく人の居る世界に戻ってきた感じです。

ここまで、2人の登山者に追い越されただけで、ほんとずっと一人ぼっちでして…。
事前に見ていた映像では昼間に登っているからすごく人も多くて賑わっていた登山道に一人ぼっちというのはなかなか寂しかったです。

そして5時頃、ついに太陽がその姿を地平線から現し出しました。

ここで朝ごはん食べてご来光浴びとこ!
と思って、しっかり腰をおろしました。

どの山小屋か忘れたけど、そこの宿泊客の人たちにまじって写真を撮ったり、すれ違う人と「すごい綺麗ですね」なんて会話してみたり!(人と話すのも数時間ぶりで嬉しいw)

普段山登りするときもほぼ始発で動くので電車の中から日の出を見るけど、やっぱり大阪だとビルに阻まれてあまり見えないんだよね。

こんな感じで地平線と太陽っていう組み合わせが見れるのは山ならではだなって思います。

楽しみにしていた天然酵母パンも食べ、エネルギーチャージして準備万端!
いざ山頂目指して出発です。

7合目→8合目へ。明らかに分かる酸素の薄さ

最初はザレザレ登山道だったのが、山小屋エリア以降はゴリゴリの岩場か階段です。
岩場って、山登りしたことがない人からすると「え、これ登るの!?」ってビックリするポイントだと思う。


そして登ると分かるシューズの大切さ。
ほんとに滑るから危ないんだよね、ちゃんとしたシューズじゃないと。

吉田ルートの場合、登山道と下山道(ほぼ砂の道)が別れているのですが、もし登山中に体調を崩して下山したいと思った時、登山道と下山道の合流ポイント(本八合目という結構上の方)まで行けなかったら登山道を降りなきゃいけないんですね。
その時この岩場を体調不良の中、下山するってもう拷問でしか無いとおもう…。
私は伊吹山の下山で岩だらけの道を下る怖さを十分味わったので(膝がやられる、滑って尻もち着こうものなら岩なのでかなりのダメージ)絶対この岩場を下るのは避けようって思いました。

ちなみに私は天下のmont-bell様で靴を買いました。

↑マウンテンクルーザー600 ワイド Women’s

もうね、初心者は黙ってmont-bell様に行くべき!
幸い超日本人型の足なので幅広シューズがあるmont-bell様でワイドサイズを購入してめちゃんこ快適登山を謳歌できるようになりました。
というか測ってもらうまで自分が足幅広めだと知りませんでした…。
多分外国メーカーの靴だと私の足は窮屈なんだろうな。

縦走と違って下りが存在しない、ひたすら上りなので自分のペースを守りながら、時には道を譲ってこまめに休憩を入れていきました。
なんとか岩場も手を付きながら登っていくと、気づけば標高3000mを超えているじゃありませんか。
それとともに、酸素の薄さを実感しだしました。

今まで「酸素うす~い」「すぐ息切れる~」というコメントはさまざまな動画やブログでみてきましたが、じっさいに体験したことがないから「酸素が薄いってどんな感じ?」って思ってました。
そもそも地上でも息はすぐ切れるし(笑)、違いなんて分かるんかな~なんて半信半疑だったんですが、分かりますね。

「酸素が薄いってこういうことかぁああああ!!!!」

ってなりました。
地上だと息が切れても、深呼吸すれば酸素取り込めてる感じがするし、深呼吸してる感じがあるんだけど、3000m超えると深呼吸しても酸素が巡ってない感じがする。
どれだけ深く吸っても満足しないというか。
酸素!酸素もっとください!!!!ってなる。

なるほどなぁ。
みんなが言ってること、ほんとだったぁ…。

とにかくゆっくり登るを心がけてマイペースを死守。
これ大事です。

本8合目→8合5勺→9合目へ。もはや苦行なので記憶なし

この辺までくると山小屋スタンプラリー的な感じで、山小屋あと何個?あと何個?ってチェックしては自分を励ましていました。
休み休み行っているとはいえ、やぱり疲れも出てくるし、岩一つ、階段一つ登るのも気合を入れていく感じ。

上を見ると山頂が近くに見えてくるんですが、まぁ遠いこと。
「まだあんなにあるんかいな…」
と何度思ったのかわかりません。

目印の白い鳥居が見えてくるのを心待ちにしてひたすら登っていきます。

このあたりから山頂に雲が流れ出しているのが見えました。
あんなに晴れていたのにやっぱり山の天気は変わりやすいんだなぁって。
そしてその雲の流れるスピードがすごく早いのでちょっとビビりだす。
風も結構吹いてきて、時々突風が襲ってくるので止まってやり過ごします。

砂が容赦なく顔に吹き付けてきて痛いのなんの…。
さらに突風のレベルが地上のそれとは違ってて、身体が持っていかれそうになるので危ない。
しっかり岩を掴んでぐらつかないように気をつけていました。
オラ、こんなところでうっかり滑落なんてしたかねぇよ…。

9合目→山頂へ。暴風吹き荒れる山頂の恐ろしさ

風が強すぎて怖いし、身体は疲れてるし、息はしんどいし、なんで私はこんな苦しい思いをしているんだろうと…。

山頂目前あるある思考です(笑)
「こんなしんどい山、もう二度とけぇへんぞ…」山登りのたびに心の中で毎回誓っています。

最後の力を振り絞って登っていくとついに狛犬様のお出迎え!


ここまできたらもう走り出したい気持ちもあるのですが、そんな体力残っていないし絶対しちゃだめなので、ゆっくり登る。
というか風がキツすぎて怖い…。そして寒い…!

最後の階段を登りついに山頂に到着!

が、風の強さがほんとに危険で、踏ん張らないと飛ばされそうになるんです。

もう疲労がマックスまできてるし顔もグズグズなのですが、山頂に来た証をゲットしないと帰れんわいということで、目の前の浅間大社奥宮に避難。

疲労困憊で脳がぜんぜん回転しないので、お守りを見ても種類が多すぎて何を買えばいいのか全然わからない。

とりあえず安産祈願ではないことは確定しているので、運が開きそうなお守りを選んで、配りたい人数分購入。
もはや「あの人にはこっちのデザインでぇ、あの人にはこれぇ!」なんていうキャピった思考は一切できなかったので全員お揃いじゃ!!!と。

外に出たくないけどいつまでも避難しているわけにもいかないので、意を決して外に出てお食事どころを目指す。

雨は降ってないんですが、雲の中にいる状態なので視界はどんどん真っ白になっていき、風は風速20mぐらい出ているらしく非常に危険な状態。
ついでにどちゃんこ寒い。

扇屋さんまでたどり着いて「しょ、食事がしたいです・・!」と半べそになりながら駆け込む。
身体はまだ火照っているのですが、だんだん表面が寒くなっていくのが分かる。
これ山頂で御来光見る人ほんと真冬の格好じゃないと死にますよ…。

ちなみにこの時だいたい午前10時ぐらい。
扇屋さんの方々はフリースとかウインドブレーカー着て冬の格好でお仕事されてます。

ついに山頂に来たんだという想いをかみしめながら、またしてもおうどんを選択する私…。
カレーうどんにしてもっと温まるべきだった…!

もうね、このクソ寒い山頂においてこのようなお出汁の効いたあたたかいお食事がとれることがどれだけありがたいか。
チップ渡してもええぐらいやわ!!!
ほんと涙がでるぐらい嬉しかったし、身体に染みました…。
ありがてぇありがてぇ…
ぐすんぐすんなりながらおうどんを完食し、本日の日付を入れてもらったキーホルダーとお水を購入して扇屋さんをあとにしました。

命の危険を感じる暴風によりお鉢めぐりは断念

あわよくばお鉢めぐりをして、帰りはプリンスルートで下って静岡県に降りる予定でした。
なんなら山頂の郵便局から両親に手紙を送りたかった。

んが、外に出るとさっきより天気がひどくなっている気がするぅ…。
視界がもっと悪くっているし、なによりさっき温まったはずの身体がどんどん冷えていくのが分かる。
お食事のために手袋を外したままでいたのですが、手がどんどんかじかんでいくんですよ。
とても日本の7月の気温とは思えない。

いちおう「お鉢はこっち」っていう矢印を見つけたのでそちら方面に数メートル進んでみたのですが、もうストックで身体を支えていても飛ばされそうになるので、これは私の体幹では無理だと判断。

こんなところで転んで火口に落ちて死ぬのはごめんです。
真っ白で数メートル先も見えない視界不良、奪われる体温、飛ばされそうになるほどの強風…。
富士山とはかくも恐ろしく厳しい山なのかと痛感した次第です。

もはや写真を撮る余裕は一ミリも有りませんでした…。

そして困るのが下山の方法。
この天気では静岡県側に行くのも無理なので、吉田ルートを下山することに決めましたが、視界不良すぎて方向がこっちでいいのか自信が無い。
何しろ私のYAMAP(登山アプリ)に登録している下山ルートは静岡側なので、今からルートを検索して吉田ルートに変更しようにも、指がかじかんで動かないんですよ…。

そんな時「須走ってこっち??」って聞いている声が聞こえて、ベテランっぽい人が「うんこっちこっち」「これ天気ずっとこんな感じ?」「いや、降りたらいけると思う!」という会話が聞こえてきました。

あ、方角は合ってるんだと(須走ルートと吉田ルートの下山道は途中まで同じなのです)確信が持てました。
おろおろしている私に「須走はこっちで合ってるって!!」て言ってくれて「ありがとうございます」とお礼をして私もそそくさと下山道へ。

もうみんなこの天気から早く逃れたくて駆け足気味で降りていくのが見える。
でもあっという間に前の人が見えなくなるぐらい視界が白い。

飛行機から見る雲はあんなにもこもこしてて美味しそうで、絨毯の上みたいに歩ける妄想をしていたのに、じっさいの雲は冷たくて寒くて風がつよくて、全然優しくない!!!メルヘンの欠片もない!!!

とにかく早くこの雲より下に降りないとどうにもならん~~ということで私も下山道をざくざく降りていくのですが、もう手の冷たさが限界まできたので、ザックにしまっていた手袋をかじかみまくった、ぎこちない手で震えながら取り出し装着。

これ楽天で買った安い手袋なんだけど、ほんと命拾いした思いです。


もともと六甲山に登る時、ロックガーデンという岩のぼりがあるので滑り止め用に購入していたアウトドア用の手袋でして、防寒用というより滑り止めと価格のやすさで買ったという…。
今回の富士登山のときも岩を持つことが多かったので上りではずっと装着していたのですが、まさか防寒で助けられるとは…。
平地住まいで寒さの恐ろしさを知らない私、やはり山を舐めていた模様。
はからずも防寒用の手袋を買っておいてほんとうに良かったと思いました。

手袋をしたら一気に指先の体温がもどってきて「手袋ありがとおおおお」って言いながら降りていきました。

下りこそ本当の地獄の始まりだった

登山道と違って、下山道は砂の道。
私が履いていた靴はミドルカットなのですが、タイツ&ハーフパンツなのでなんと砂利がどんどん靴に入ってくるではありませんか!!!

多分ロングパンツならこんな事にはならないと思いますが、ゲイター(砂利が入らないように装着する足首スパッツみたいなもの)を取り付ける余裕がないので、しばらく砂利を我慢して下山。

ようやく雲の下に出てこれたので風が収まり、装備を整える余裕がでてきたのでゲイターを装着しました。

こんなに砂が靴に侵入してくるなんて思ってもみなかったのでびっくり。
しかも砂といっても3センチぐらいの石も平気で足首らへんに飛び込んでくるしうっとうしいことこの上なし。

絶対ゲイターは持っていきましょう。
これがないと下山で痛い目を見ます。

ゲイターを装着してから足元は快適になってきましたが、蓄積された疲労がどんどん頭角を現してきました。

伊吹山で膝をぶっ壊したので、今回は両膝ともサポーターを装着していますが、それでも感じる足の疲れ。

さらに専用の靴下を履いているものの、汗かきの私は靴の中が蒸れているのが分かり、だんだん足の皮がふやけてきて豆になりそうな予感が…

ああああ替えの靴下を持ってくるべきだったあああああ!!!!うおおおおお!!!!!

後悔しても遅い
とにかく痛かろうがやばかろうが降りるしか無いのです。
それが登山の厳しさ。

約8時間近くかけてのぼった富士山…。
ということはそれだけ降りる時間もあるということ。
しかも私は日帰り登山者で疲労を回復させる時間はあまりなかった初心者…

こんな私がらくらく下山などできるわけもなく…。
すでに8時間登山の疲労を抱えたま、いつ終わるともわからない下山道を降りる絶望。

↑下山時の唯一の写真(写真を撮るという行為がこんなに面倒くさくなるなんて…)

すたすた降りていく人にどんどん追い越されながらちびちび降りる私。
でもあんまりのんびり降りるわけにも行かない。
なぜなら私は大阪に帰らなきゃいけないのだ!(できればなる早で!)
しかも当初は静岡から帰るつもりだったので、山梨からどうやって帰ればいいのか分からん。
行きと同じ方法では時間的にバスが無いのを知っている…。(だから静岡に降りたかった)
だが今それを調べる余裕なぞもちろん無い。
今はひたすら無心で下山するのみなのだ。

ご存知でしょうか。
登山は上りより下りの方がヤバいということを。

私は富士山に登る前にいくつかの地元の山で練習しましたが、下山のしんどさとヤバさは体験済みです。
自分の体力ゲージの残り、膝ぶっこわす前兆というのを覚えているので、この富士山の下山においても「調子乗ると痛い目見る」というのを唱えながら降りました。

だいたいいつも下山で2~3回滑ってこけるんですけど、やっぱり今回も滑りました…。
でも地面がふかふかの砂地なので痛くないのが幸い。
(伊吹山で盛大に滑ったときは階段にぶつけてお尻が4つに割れました)

そんなこんなで「もうだいぶ降りてきただろう!」と自信をもってルートをチェックしたらなんとまだ5分の1ぐらいしか降りていなかった😂😂😂😂😂

ええええこんなに疲れてるのにまだここなの!?!?!?!

っていう絶望がすごい。
とりあえず目標は7合目のトイレ。
なんと出発前にホテルでトイレをすませてから一回も行っていない…。
山頂でいきたかったけど、暴風にやられてトイレどころではなかった…。

7合目のトイレまでのつづら折りの数を数えて、カウントしながら下る。
あと●つづら!と考えればちょっとでも気持ちが楽になると信じて。

ですが何個つづら降りをくだっても地上がいっこうに近づいてこない。
私はこのままいつまでも地上にたどり着けないのではないかと思うぐらい。

もはや景色を楽しむ余裕もなく、能面のような顔で延々と同じ道を下っていく。
足はだるいし、足裏は痛いし、トイレ行きたいし。
だんだん怒りにも似た感情もでてきて「あ~もう絶対二度と来ん!」「トイレ行きたいのにまだかよ!!!」と不満をブツブツ(笑)
しかも口の中砂でじゃりじゃりするし、太陽の日差しはきついし、景色は代わり映えしないし!

登山において上りは山頂というゴールにむけてワクワク頑張れるけど、下山は精神的にやられる。
まだ到着しないつらさと、気力も体力もかなり使い果たしているので白目です。

どれぐらい歩いたかもはや不明ですが、着実に高度を下げているのは間違いなかったようで、ようやく7合目のトイレに到着しました。

ここまできたらあとは楽勝だろうと勝手に思って、トイレを済ませてすこし休憩して再出発。

もうすぐ着くはず~!と思ってルンルンしていたのですが、またしてもルートを確認して絶望する。
なんとこの7合目、ぶっちゃけ折り返し地点ぐらいの勢い。

うおおおおおおあんだけ下ったのにまだ半分かよおおおおおおおお!!!!!!!

心のなかで大絶叫したのは言うまでもありません。
実は吉田ルート、登山道の7合目より下山道の7合目の方が遠回りなんです。

なので上りの6→7合目の距離感で考えていたら痛い目を見ます。
6合目といえば深夜にもかかわらずスタッフの人が出てきてくれたあそこです。
あそこまでまだめちゃくちゃ距離あるやんけ…。
てか6合目から5合目までも結構距離あったやんな…。真っ暗やったから覚えてないけど…。
と心がポキポキ折れて行きました。

全体力と全気力を振り絞って5合目へ生還

くっそー!!富士山YouTuberめ!!!もっと下山の悲惨さを伝えてくれよ!!
文句たれながら6合目を目指します。

私自身もかなり限界を迎えていますが、もっと限界な人たちが視界に入ってきます。
靴擦れに苦しんでいる人、もはや寝ている人など。

6合目に到着すると今から登る人たちと合流します。
ちなみに山頂の天気はこのあと回復する感じはなく、ずっと雲がかかっていました。
これから登る人たちが明日きれいなご来光が見えるかどうかはちょっと怪しそうだなと言う感じです。
ほんの少しでも晴れ間がでればいいのですが。

こちとら砂ぼこりでボロボロな中、あちらは意気揚々と登っていく顔が眩しくて心のなかでエールを送りました。
ほんの12時間前は私もあのような表情だったのだろう。

ちなみに行きは窓口が空いてなかったので下山時に協力金を支払いました。

そういえば真っ暗ななか登ったので6合目→5合目の道を明るい状態で見たのはコレが初めて。
こんな感じの景色だったんだ。
って思いながら歩みを進めていきます。
ちょうど星をみていたあたりだなぁなんて思い出しながら。

ですが足の疲労はかなり限界がきていて、膝も痛くなってきたし、足裏も激痛だしつらい…。
お馬さんに乗ろうか本気で考えた…。
思いのほか5合目まで遠くて、いつまで歩かなあかんの!?とまたしてもぶつける先のない怒りが(笑)

この頃になるとザックの重さも身体に食い込んでくる感じがするし、とにかくスタミナの回復が間に合わない。

あと少しなのに到着しない5合目。
下山ほんとにしんどいっす…。

フラフラになりながらも5合目が近づいてきたので帰りの方法を検索。
どうやらここから新宿までバスで出て、新幹線で大阪に戻るのが一番良さそうというのが分かりました。

そしてなんと次に出るバスが15時とのこと。
現在時刻14時50分…。
元気なら小走りでいくところだけど、もちろんそんな余裕はない…。
これを逃すと1時間遅くなるのか…。
ここから大阪までスムーズに帰れても5時間半はかかるので1時間伸びると帰宅時間がその分伸びる…。
できれば15時のバスに乗りたい…。
ううううと半泣きでとにかくできるだけ早く歩いて5合目の広場まで戻りました。

この時点で14時58分。
バスの乗り場がまた一番遠い位置なんだけど、すでにすごい行列ができててビビる。
河口湖駅へ向かう人達がわいわい居て、人数的に乗り切れないっぽいのでちょっと揉め気味だった。
そんな人達をかきわけてチケットブースへ到着。
外国人がなにやら長そうな会話をしていてこちらはソワソワ…。
そこにバスタ新宿へ向かうバスが止まっている…。
ああ運転手さんが荷物のドア閉めた…。
ああああ間に合わないのかなどうしよう、運転手さんに掛け合うべき?と悩んでいたら私の番になったので、窓口の方に「あそこの新宿に行くバスに乗りたいんですけど!!間に合いますか!?」と鬼気迫る表情で詰め寄る。
そしたら窓口の方が「1名?」って確認したあと走って運転手さんに連絡しにいってくれて。
なんと乗れることになったのです(号泣)

ほんとに感謝してもしきれません…。
そしてなんと一番うしろの席が2席空いててそこに案内してもらえたので、ようやく私はここでストックを片付けたり、荷物の整理をすることができたのです…。
あのときの窓口の方、そして京王バスの運転手さんには心の底から感謝をしています。
疲労でもう顔が半分溶けてた私にとって、この優しさは涙が出るほど嬉しかったです。

正直、帰りを路線バス立って帰れるほど私の体力は残っていなかったし、足も限界でした。
あの山道くねくねを立ちっぱなし50分は絶対ムリだったので、こうして指定席で座って居られるのが天国のよう。(しかも隣いない・他は満席)

とにかく砂だらけの顔をすこし綺麗にして、飲み干したペットボトルだらけのザックの中を整理し、靴と靴下を脱いで足を労いました。
アロマを嗜んでいる身なので、じつは筋疲労によいアロマをブレンドしたジェルを作っていたので、それを足に塗り込みまくり、ようやく自分が富士山から無事に帰ってきていることを噛みしめることができました。

新宿から新大阪、そして帰宅

あんまり睡眠もとれていなかったし、13時間の登山の疲労も重なってうとうとしていたらあっという間に新宿に到着。
品川まで山手線かタクシーかどうしようかなとバスを降りたら、あまりの蒸し暑さに意識が遠くなっていきました…。

「おいおい嘘だろう。なんだよこの暑さ…」

すっかり今が夏であることを忘れていました。
ほんの数時間前は寒くて指がかじかんでいたというのに。
多分山頂は3℃ぐらいだったんだろう…。
今はどうよこれ36℃ぐらいあるよね…。
この気温差まじやべぇっす。と思いながら交通費をケチって山手線を選びました。

無論、タクシーにしておけばよかったと後悔しながら品川へ。(帰宅ラッシュ時間帯)
新幹線の切符をチェックしているとさすがに夕方なので席が結構埋まっている。
というか、3列シートの真ん中しか空いていないじゃないか…。

いやいやいや。このホコリまみれで疲れ切っている大荷物の私がB列はあかんやろう…。
両サイドの人から白い目で見られるのが明らかなので、ここはいっちょ奮発してグリーン車で帰ることにしました。

これならゆったり座れるし、なにより富士山登頂の自分へのご褒美にもなる!
ということで、駅弁とビールを買ってグリーン車に乗って無事新大阪まで戻ってきたのでした。

新大阪から自宅までは自転車できています。
登山の時「なんか自転車に乗る格好ではないよな、登山するなら歩けよって思うよね」っていう気持ちがあるので普段は歩いて駅まで行くんですが、今回は帰りがズタボロになっている可能性を考慮して自転車で来ていました。

結果大正解で、これ歩いて帰るの無理やろ…。
ってぐらい足パンパンだったので自転車はほんと助かりました。

自宅に戻ってからはとにかく即風呂!
頭を触れば爪が黒くなるし、耳を触っても鼻をかんでもとにかく黒い砂がひたすら出てくる(笑)
どんだけ砂浴びとんねんってぐらい砂をかぶっていた模様。
恐ろしい…。

ほんとは公共交通機関に乗る前にひとっ風呂浴びれるのが理想ですね。

これから富士登山にチャレンジする方へ

運動未経験、40歳の私ですがたくさんの運と人に助けられて無事に富士登山を達成することができました。
雨が降らなかった、高山病にならなかったというのも、成功要因だったと思います。

体力に自信の無い方はもちろんですが、体力のある方でもやはり登山未経験のまま富士山にチャレンジするのは避けたほうがよいと思います。
私は2ヶ月半毎週どこかしらの山(低山ばっかりですけど)に登って、その都度装備の見直しや、自分がどれぐらい水分を飲むタイプなのか、どれぐらいの山で足に限界がくるのか、行動食は何をもっていくといいのかなどを試しました。

そして先人たちの言う、登山三種の神器「登山靴」「ザック」「レインウェア」は本当にマストです。
登山靴とレインウェアはあなたの命を守るし、ザックはあなたの体力低下を守ってくれます!

更に持っていくべきものは、ストック、手袋、ゲイター、サングラス、帽子、日焼け止めです。
日焼け止めについてはスプレータイプの方がいいかと。
なにせ顔が砂だらけになるので、塗り直すとザリザリして肌が痛い(笑)

あと私は水は600mlペットボトル2本、500mlイオンウィーター1本を持っていき、山頂で500mlの水1本を買い足し、ほぼ全部飲み干しました。
他に水分はゼリー飲料(アミノバイタルとか)を4個持って行きました。
ゼリーは1個余りましたが、エネルギーチャージ的な意味合いもあり、飲むと精神的にも元気になる気持ちがしてよかったです。

あとは塩分として熱中症予防の塩タブレット小袋の柿ピーとじゃがりこエネルギー補給用のカロリーメイト1箱も持参。

酸素缶も念のため1本持っていきましたが使用せず。
幸いケガもなかったのでファーストエイドキットの出番なし。

スマホは2台持ちで片方をYAMAP専用にしてルートのチェックに活用していました。
(とはいえ吉田ルートで道迷いはほぼありえないですが。下山のとき注意するぐらい)

ちなみに今回、下山時に疲れすぎてて首の日焼けに無頓着だったので火傷みたいになりました。
なので皆さん日焼けにはご注意を。

富士山もいつまで登らせてもらえるか分からないし、人間毎日老いていくので、いつか登ろうと夢で終わらせるのではなく、今年登る!と決めてぜひ早めにチャレンジしてください。

皆さんの登頂成功、お祈りしています!
私も剣ヶ峰には行けていないのでまた来年ぜったい登りに行きます!
(下山時二度と来ないと誓ったのに笑)

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