AEAJアロマテラピー検定1級合格の勉強方法

Aroma:アロマ

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毎年5月と11月に実施されるAEAJアロマテラピー検定。

1級でも80~90%という高い合格率なので、取っておいて損はありません。

だって世の中の検定1級ってもっと難しいイメージですし(笑)

アロマテラピーが好き、アロマに興味がある、ちょっとアロマが気になってきた。

そんな初心者さんでも、少しコツを抑えて勉強すれば絶対合格できます。

でも、丸腰で挑んで合格できる代物ではありません。

ちなみに2023年5月試験の申し込みはもうすぐ終了です。(3/6まで)

受験しようか悩んでいる人が居たら、まずはさっさと申し込んで、それから勉強すれば大丈夫です!!

AEAJアロマテラピー検定1級に合格するための準備

そもそもAEAJってなんぞ?という場合は、こちらへ。

「合格」という大きな目標にむけてやることは2つ。

  • 覚えるべきところと、覚えなくていいところを分けて勉強する
  • ネット環境を万全に整えておく

です!

世の中がコロナになってから実はインターネット試験になったんです。

それまでは指定された施設でのマークシートテストでした。

遠方の方はわざわざ前泊していくってこともありました。

しかしインターネット試験になったのでなんと「家から受験できる」という超ラッキー状態へ。

そのせいか受験者数も激増して、ますます知名度が上がった検定です。

ただ、ネットが繋がらないなどの初歩的なトラブルに見舞われない為にも、これだけは自分で確認しておく必要がありますのでご注意ください。

では次から具体的な勉強法について話します

覚えるべきところと、覚えなくていいところを分けて勉強する

どういうこと?ってなったかもしれませんが、これはあらゆる全ての勉強において一番大切な心構えです。

サヴァン症候群レベルの記憶力の持ち主なら一言一句テキストを丸暗記すればいいんです。

でも普通の人間にはそんなことできませんよね。

だからこそ、覚えるべきところに脳みそ使いましょうねって事です。

学校のテストでもなんでもそうなんですけど、テストっていうのには必ず出題者の意向が入っているわけです。

こ~んなことは別に覚えてもらわんでええんや。

っていうことをわざわざ試験には出さないのです。

それが検定とかになればなおさら、知っておくべきところは決まっているんです。

そこを見極めて、覚えるべきところを集中するだけでかなり楽に勝負できます。

30種類の精油のプロフィールで大パニック

アロマテラピー検定の勉強をしていく中でいくつか難所があります。

その難所のツートップと思っているうちの一つがこれ。

精油30種類のプロフィールです。

植物の名前が覚えられない問題

最近アロマが気になりだしたという方でも、ラベンダー、ローズ、オレンジ、レモン、ローズマリー、ユーカリ、ペパーミント…なんかは香りも知ってるし植物も想像つくんじゃないでしょうか。

そもそも生活に身近な植物ですしね。

でも、ベチバー、クラリセージ、パチュリ、スイートマジョラム、メリッサ、ベンゾイン…

は?なにそれ????となります。

たいていの人はなります。

そんな植物どこに生えてるんですか?

園芸店に行ったらあるんですか?

みたいな感じです。

ただでさえ横文字で覚えづらいのに、今までの生活で登場してこなかった単語なのでパニックになります。

ですが安心してください。

植物名ぐらいなら、結構すぐに覚えることができます。

その際、必ず精油の香りと、植物の写真をセットで覚えるという事です。

絶対文字だけで覚えようとしないでください。

精油の香りってほんとどれもこれも個性的なんですよ。

文字だけだとピンと来ないものも、香りをかぎながら、この植物のどこからこんな香りがとれるんだろう?って写真をみながら想像するんです。

これするだけでめちゃくちゃ記憶に定着していきますから。

記憶と香りのつながりは検定の本読んでたら脳の仕組みに出てくるから分かりますね。

精油の勉強をするんですから、五感をフルに活用せずしてどうする!!!ということです。

元から知っている植物は後回しにしていいんです。

初めて出会う植物、いままで興味がなかった植物から触れていってください。

そうすれば自然と30種類の精油の香り、植物の見た目、どこから抽出されているか、というのが分かってきます。

学名が読めなさ過ぎてやばい

そして精油のプロフィールでつまづくところは、やっぱり学名ですね。

え、学名って試験に出るの?ってビビります。

そもそも学名とは、カール・フォン・リンネさんが命名法を考案した、全世界共通の生物のお名前の事。

あ、このカール・フォン・リンネも絶対覚えておきましょう。

属名 × 種小名

という構成であることも絶対必要な知識です。

こういう所がですね、ひっかけ問題に使われやすいんですよ。

植物名×属名とか、産地×種小名 とかっていう選択肢が紛れてくるわけです。

そして謎のラテン語表記…。

ラテン語は大体ローマ字読みでOKなので、いったん今回はローマ字読みで覚えておいてもいいです。

スペルを書くところまでは求められないし、スペル違いを探せみたいな問題も出ません。

IFAレベルの試験になれば学名を書かなければいけなくなりますが、検定は大丈夫。

出る問題のレベルも、この学名の植物は何か?とか、この植物の学名はどれか?っていうのを選択するだけなのです。

で、よくよく見ると半分ぐらいは雰囲気ですでに植物名を表しているんです。

ジャスミン、メリッサ、ミルラ、ベンゾイン、ラベンダー、レモンなんかは学名を見ればなんとなく分かります。

柑橘系は学名にシトラスってついてるから、全部を覚えてなくても選択肢に柑橘系が1個しかなかったら答えられますよね。

だから覚えるべきは、まったく学名と植物名がかすりもしていないヤツだけでいいのです。

例えばフランキンセンスの学名はBoswellia sacraと書きますが、なんじゃこりゃぁって感じですよね。

こういうのだけピックアップして叩き込んでください。

間違ってもラベンダー(Lavandula~)のスペルを一つ一つ書けるようにする必要なんて(今は)ありませんからっ!

精油抽出方がこんがらがる

これもですね、さっきの学名の覚え方と同じコツです。

大体ほとんどの精油が「水蒸気蒸留法」なので、そうじゃないヤツだけ覚えればいいんです。

しかも「揮発性有機溶剤抽出法」は必ずアブソリュートってつくので一発で見分けがつきますね。

揮発性有機溶剤抽出法とアブソリュートはセットで覚えます。

これの組み合わせでひっかけ問題出してきたりするんです。

出題者の気持ちになったら問題出しやすいポイントとか分かってきますよね。

こういう組み合わせ系は、片方の相方をあえて違うものにすることで、マークシートの間違った選択肢を作りやすいんですよ。

そして柑橘系は全部絞って飲むから圧搾法~。ぐらいの暴論で覚えてしまって大丈夫です。

事実だし(笑)

ちなみに油脂吸着法と超臨界流体抽出法は、精油のプロフィール問題とはセットでは出ません。

抽出法の細かい知識を問うときに登場しますので、キーワードの「冷浸法アンフルラージュ」「温浸法マセレーション(60~70℃)」「二酸化炭素」だけ覚えておけば大丈夫です。

科名が分からない

これもですね、ほとんどシソ科とミカン科なので、それ以外を覚えれば大丈夫です。

植物の姿かたちを覚えておけば、キク科とイネ科は見た目でピンときます。

聞きなれないのがバンレイシ科、モクセイ科、カンラン科、フウロウソウ科とかですね。

この辺は覚えるしかないですけど、レアキャラだけでいいと思えばだいぶ楽に覚えられると思います。

歴史がさっぱり頭に入りません

精油のプロフィールとともにやっかいなのが、歴史問題です。

何しろ登場人物の大半が外国人だから頭に入らんのですよね、名前が。

しかも時系列も良く分からないですし。。。。

世界史が好きな人は面白いかもしれませんが、興味が無いとただの暗記になってしまいます。

これをただの暗記ととらえてしまうととっても苦しい勉強の道になってしまいますよね。

テクニック的に、人物名と著書名はセットでどうしても覚える必要がありますのでここは我慢してください。

でも文字だけ見て覚えようとしてもまったく記憶に定着してくれませんよね。

なので自分で一回その人や著書を調べる事をおすすめします。

ウィキペディアでもなんでもいいのですが、調べるといろんなエピソードが出てきますよね。

それを読むだけで、今まで活字上の記号でしかなかった人物が一気にリアリティを増すわけです。

たとえば医学の父「ヒポクラテス」とか、顔も知らない状態だとすぐ忘れます。

でもこの人を調べてみると、なんでこの人が医学の祖って呼ばれているのかの理由がつらつらと記載されています。

なんかすごい人じゃん…ほうほうってなります。

呪術と医学を切り離すっていうのがどれだけ当時革命だったかが分かります。

そりゃああんた医学の父って呼ばれるわけだわな…。と腹落ちします。

病気とは自然に発生するものであって超自然的な力(迷信、呪術)や神々の仕業ではないと考えた最初の人物とされている。

Wikipedia

とウィキペディアに書いていますが、この一文だけで当時と今の考え方の違い、ヒポクラテスがどれだけ周囲と異質な考えを持っていたか想像できます。

一気にヒポクラテスに対して親近感がわきますよね(笑)

と、こんな感じで、ぱっと見で覚えられそうにない人から少しずつ調べることをお勧めします。

サービス問題は精油の滴数計算

アロマを使うなら絶対この計算はできないと色々危険なので、必ず出題されます。

実際の試験の時もなんかメモ用紙用意して置いて手元で計算できるようにしておいてください。

この時覚えておくのは精油1滴は0.05mlである。という事だけです。

計算がどうしても苦手な場合は、基材10mlの時の0.5%は1滴、1%だと2滴というのを覚えておくのも一つです。

そしたら基材が50mlの場合の1%は10滴ってすぐ分かります。

普段の計算も楽になるので、基材10mlを基本にして覚えてみていはいかがでしょうか。

香りのテストに自信がない

これも良く上がってくる声ですが、香りのテストは実際2問しか出ないので、他が合っていたら大丈夫です。

これに時間をかけてサービス問題を逃したり、凡ミスするぐらいならさっさと切り替えた方がマシです。

そしてこの香りテストも、似たような香りであるレモン・オレンジ・ベルガモット・グレープフルーツのうちどれでしょう?みたいな意地悪なのは出ません。

どちらかというと、この香りの科名はどれでしょう?みたいな問われ方の可能性が高いですね。

私の時は完全に植物名を当てる問題でしたが、最近は変わっている可能性もあります。

いずれにせよ、かぎ分けのポイントは大きく柑橘系なのか、シソ科系なのか、その他なのかが分かるぐらいでOKです。

  • ラベンダーとローズマリーの違いが分かる。
  • フランキンセンスとユーカリの違いが分かる。
  • オレンジとゼラニウムの違いが分かる。

というレベルです。

ひっかけ問題と焦りに気を付けよう

私が思うに、検定に落ちてしまう10~20%の人は引っかけ問題に見事に引っかかってるんじゃないかなって。

実は結構よく読まないと間違えるんですよ、これ。

「間違っているものを選べ」なのか「合っているものを選べ」なのかという問題文の語尾をちゃんと見ずに答えると落ちます。

4つの選択肢のうち、大体2個ぐらいまで絞れます。

この時に問題文の語尾を見落としているとアウトなのです。

インターネット試験なのでマークする位置を間違えるということはないですが、焦って問題文を見落とさないように気を付けてください。

あとは、ネットで試験を受けるのが初めてなので、操作方法が分からずプチパニックになるパターン。

検定時間は1級35分と短いので、操作でもたついている暇はありません。

ちゃんと事前に送られてくる動作確認ページで操作感に慣れておいてください。

ページを「戻る」こともできるので、分からないものを飛ばして先に進むことも可能です。

とにかく焦らない事、これに尽きます。

準備するもの

アロマテラピー検定の勉強には必ず公式テキストを使いましょう。

むしろこれを使わない理由が分かりません…。

精油も必ず手に入れましょう。

アロマの勉強なのに精油が手元にないなんて理由が分かりません…。

さあ試験本番まであと2か月。

まだ時間はありますが、前日の詰込みだとしんどいので今からちょっとずつ、楽しみながら覚えていってくださいね♪

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